明るい未来を担う旗
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/210227/20210227041.html
東アジアの子どもたちの絵を一堂に集めた「第10回南北コリアと日本のともだち展おおさか展」(実行委主催)が26日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで開幕した。新型コロナウイルスの影響で例年以上に交流が難しい中、日本、中国、韓国の子どもたちの明るい未来に向けた願いが”旗”になって連なり、会場を彩っている。28日まで。
今回は海外から作品を集めることができず、スタッフらが何とか「子どもたちの願いをつなげ、世界に広げよう」と“旗”の共同制作を企画した。
中国のこどもたちとは、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でつなぎ、韓国では留学中のボランティアも奔走。「コロナが終わったら一緒に遊ぼう」など、3カ国の子どもたちが願いを書いた布122枚が集まり、万国旗のようにつなげて会場の天井部分に飾った。
展示数は、大阪の子どもの作品を中心に過去の海外分を含む約230点。掃除機でウイルスを吸い取るなど、新型コロナ禍を反映したユニークな絵が目立つ。
スタッフの筒井由紀子さんは「コロナ禍の今だからこそ、子どもたちが表現するのは大事なこと。大人にとっても子どもたちの考えていることを知り、勇気づけられる」とアピールしていた。