南北コリアと日本のともだち展

2011 平壌訪問

共同制作の「ともだち列車」が、平壌の小学校に到着。

多くの子どもたちが楽しんで参加してくれました。

■「つなぐ*つながる*ともだち列車」共同制作

とき:8月23日、ところ:ピョンヤン市チャンギョン小学校 とき:8月25日、ところ:ピョンヤン市ルンラ小学校  

  • 列車がさらに増えました

横浜や東京、ソウルで着々と数を増やしてきた「ともだち列車」。今年はチャンギョン小学校とルンラ小学校の2校で実施し、車両が28も増えました。 チャンギョン小学校で共同制作に取り組んだのは初めてのこと。校長先生も「子どもたちは本当に楽しんで作っていました!」とよろこんでいました。日本から訪れた7名の子どもたちが一緒に参加してくれました。 ルンラ小学校では、サッカー部や、舞踊部、音楽部の子どもたちも、ともだち列車の展示を見に来ました。そして、列車に乗る「自分」を描いて自分の気に行った列車に乗せました。サッカー部の子たちは、やはりサッカーゴールが描かれた「サッカー列車」に乗りたいと殺到。窓枠を増やして対応しました。 裏面には「遊びにきてね。いっしょにサッカーしようね」「日本の子たち、南朝鮮(韓国)の子たち、とっても会いたいな」などのメッセージが書かれていました。 実際には行き来できないけれど、「ともだち列車」が三地域を走ることで、心がつながっていきます。

       

  • 交流会

とき:8月26日 ところ:ピョンヤン市ルンラ小学校  

  • 子どもたちの交流会、大人たちの交流会

今年の交流会では、いつもルンラ小の皆さんの歌や踊りの公演を見ているばかりなので、日本からも何か準備していってみんなに見てもらおうと計画しました。

昨年に引き続き、参加して下さった児童文学作家の山花郁子さんが、自作の本をかみしばい形式で披露することになりました。事前に朝鮮語に翻訳し、朝鮮学校の子どもたちと宿で何度も読み合わせをして練習。

本番当日は、山花さんと子どもたちのぴったりと息のあった朗読に、子どもたちも引き込まれていました。(この朗読は、チャンギョン小学校でもおこないました=写真) そのあと場所をうつして、お菓子や果物をかこんでの茶話会になりました。

今回同行した大人のメンバーは、教育に造詣の深い方々ばかり。ルンラ小学校の先生方と話し合う時間ももちました。  朝鮮の学校事情のほか、日本における教育の問題、朝鮮学校の高校無償化が実現できていない問題、ユネスコのような国際的なつながりのことなど、多岐にわたる話題でもりあがりました。 最後は歌やおどりで盛り上がります。日本から行った子どもとピョンヤンの子どもが一緒に歌ったり、日本の歌を紹介したり…最後にピョンヤンの子どもたちが涙を流していたのが印象的でした。

    

  • ともだち展の作品づくり「私のたからもの」   とき:8月22日 ところ:ピョンヤン市ルンラ小学校  
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  • 保護者参観の時間?!

今年の個別応募作品、「わたしと私のたからもの」の絵を、ピョンヤンの小学校にもお願いしてきました。 ルンラ小学校では、この絵を描く時間に子どもたちの親がやってきて、なんと様子を参観。子どもたちの絵に口出ししたそうにしたり(?)、子どもたちの様子を写真におさめたり…。 やっと「ともだち展」が保護者の合意も得て、地域に受け入れられ始めた様子を、肌で感じとることができました。

写真におさまる、子ども・保護者・日本からの訪問者

できあがってきた絵は、上記の共同制作とともに11月の大阪展からお目見えの予定です!

 ご期待下さい。        

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